コーヒー文化が盛んなニュージーランドでは、オーダー方法やカスタマイズも多種多様。独自の単語や言い回しに、最初は混乱してしまう事も多いかと思います。そこで今回は、バリスタとして働いていた時によく耳にした英語について項目別に分けて紹介していきます。私が未経験からバリスタとして仕事を獲得した方法については、この記事に記載しています。
項目
基本の接客英語編
最初に紹介する接客英語は、バリスタだけでなく、他の職種でも共通の内容かと思います。バリスタだとしても、ほとんどのカフェでは注文を取る(Take oder)ことも必要になってきます。ここでは、一般的な接客の流れについて説明していきます。ここでは、スタバのようにカウンターで注文を取りお会計をしてコーヒーを出すカフェを想定しています。
店員 Hello, how are you?
(こんにちは、調子はどうですか?)
お客さん Good!How are you?
(良いです!あなたは?)
店員 Good, thank you. What can (could) I get for you today?
(私も!注文は何にしますか?)
お客さん Can I get (grab/have) a Flat White please.
(フラットホワイトをいただけますか?)
店員 What size would you like?
(どのサイズにしますか?)
お客さん Medium, please.
(ミディアムサイズでお願いします。)
店員 Sure. Have here? Take away?
(畏まりました。店内利用ですか?テイクアウトですか?)
お客さん Take away, please.
(テイクアウトでお願いします。)
店員 Sure. Would you like anything else?
(かしこまりました。他にご注文は何かありますか?)
お客さん No, that’s all.
(いいえ、これで全部です。)
店員 Can (Could) I get your name, please?
(名前を教えていただけますか?)
お客さん ◯◯(名前)
店員 Tank you. 4 dollars 50 cent, please.
(ありがとうございます。4ドル50セントです。)
〜カードの場合がほとんどだけど、現金でお釣りが出た場合〜
店員 50 cent change.
(50セントのお返しです。)
お客さん Thank you, have a good day.
(ありがとう。良い1日を。)
店員 You too.
(あなたもね。)
ここまでが一連の流れです。ニュージーランドでは、お客さんが入店してきたら最初に挨拶をします。カフェに限らず雑貨店やアパレル店でも、お店に入ったら必ず店員さんもお客さんもお互い挨拶をします。しないと不自然なくらいみんな目を合わせて挨拶をするので忘れないようにしましょう。
カスタマイズ英語(初級編)
次にカスタマイズの英語について、紹介していきます。ニュージーランドはとにかくカスタマイズが豊富なので覚えるのに一苦労です。まずは基本的なカスタマイズから紹介していきます。
①Alternative milk (代替えミルク)
ニュージーランドのカフェではほぼ全てで牛乳意外のミルクも用意しています。Oat, Soy, Almond, Coconuts, Trim(低脂肪乳)が基本です。注文の時は、「Can I get Oat latte?」や「Can I get latte with oat milk?」と言われることが多いです。
②Flavor
ミルクと同じくらいどの店舗にもあるフレーバーシロップの数々。Caramel, Vanilla, Hazelnutsなどいくつかあります。注文の際は、「Vanilla latte」や「One pump of Vanilla」などと言われることが多いです。
③Milk on side
これは、Long blackやAmericanoなどのブラックコーヒーを注文した時によく言われる英語で、少量のミルクを別でつけてほしいという意味です。
④Sweetener
甘味料のことで、ニュージーランドのカフェではWhite sugar、Row sugarと並んで置いてあることがほとんどです。
⑤Cinnamon on top
カプチーノのオーダーの時によく言われるカスタマイズです。ニュージーランドのカプチーノは上にチョコパウダーをかけるのが一般的ですが、それをシナモンパウダーに変えてほしいというものです。
⑥Take away
先ほどの接客英語の中にも出てきましたが、ニュージーランドでは、テイクアウトのことを Take away と言います。テイクアウトでは通じないので、注意が必要です。ちなみに、同じ意味でアメリカ等でよく聞く To go は通じます。
カスタマイズ英語(中級編)
①Half strength
エスプレッソのショットはニュージーランドでは通常ダブルと呼ばれる量です。(量はお店や豆によって様々)それを半分のシングルショットにしてほしい時に、このような単語で言われることがあります。
②Naked
裸、という直訳の通り、ドリンクに何もかけないでほしい時に使われる単語です。通常、カプチーノやFluffyなどは、上にチョコパウダーやSprinkleと呼ばれるカラフルな砂糖がかかっていますが、nakedと言われた場合はそれらをかけずに提供します。
③Keep cup
これは、自分が持ってきたマイカップにコーヒーを作ってほしいという意味です。サステナブルな意識の高いニュージーランドでは、テイクアウト用のカップは、使い捨てで環境に悪いという考えが広まっています。そのため、多くの人がマイカップを持参し、そこにコーヒーを作ってもらっています。
④Dash of milk
Long blackやAmericanoを注文した際に、ミルクを少しだけ入れてほしという意味で使われます。再度に添えるMilk on sideとは違い、バリスタが直接冷たいミルクを注ぎます。少しの量はひとそれぞれなので、一概にこの量とは決まっていませんが、特に文句を言われることもありません。
⑤Full cream milk / Whole cream milk
これは、Trim milk(低脂肪ミルク)に対して、通常の牛乳を指す時に使います。2人で注文に来て、片方が「私はTrim milkで」と注文した時に、「じゃあ僕はFull cream milkで」と、Trim milkと区別をつけるための表現として使われます。
まとめ
仕事を始めたばかりは、覚えることが沢山なことに加え、知らない単語が飛び交うため混乱してしまいます。仕事をスムーズにこなすためにも、事前に少しでも知っておくと良いかもしれません。