NZワーホリ 未経験からバリスタの仕事を獲得した方法

 ワーキングホリデーで、誰もが一度は経験する仕事探し。様々な仕事がある中で、カフェでコーヒーを提供するバリスタも人気の仕事のひとつ。ニュージーランドは日本とは違うコーヒー文化を持ち、街のいたるところにカフェがあります。そこで今回は、未経験からニュージーランドのカフェで、バリスタとして仕事をゲットした方法について説明していきます。

項目

ステップ① バリスタスクールに通う


 まず、最初のステップとしてニュージーランドに渡航してから、現地のバリスタスクールに入学しました。私が入学したのは、2週間のコースで、月曜〜金曜まで1日2時間通うスクールでした。そこでは、コーヒーの種類、エスプレッソマシーンの使い方、ドリンクの作り方、機械の掃除の仕方等、様々な内容を学びます。

 語学学校に通っている方は、その学校にバリスタコースがあれば、より安い学費で受けることもできます。

 バリスタとして仕事を獲得するには、エスプレッソマシーンを使って一人でコーヒーを作ることができる事が最低条件なので、やはりスクールで学ぶことが1番だと思います。(ここでは、ラテアートは必須ではありません。

 スクールでコーヒーを作った際には、上手くいった時の写真は撮影しておくと、後々、CV(履歴書)に添付することができるのでおすすめです。ちなみに以下は私がバリスタスクールに通っていた時に撮った写真です。

ステップ② Facebookを利用した効率的な仕事探し


 バリスタスクールを卒業したら、次は仕事探しです。ここで私がおすすめしたいのがFacebookのグループ機能です。お店に直接出向き、CVを配る方法が一般的に知られていますが、ニュージーランド、特にオークランドでワーホリをする場合は、Facebookが効率的で早く仕事が決まるのでおすすめです。

 私が仕事を見つけたのは、Auckland Hospitality Jobsというグループです。このグループには、カフェやレストランの仕事を探している人や、従業員を探しているお店のオーナーが所属しています。

 グループには、自分のプロフィール(名前、職歴、条件、アピールポイント等)を投稿することができます。すると、それを見たお店のオーナーからコメント欄やDMを通して、直接面接のオファーをもらうことができるのです。

 ニュージーランドでの仕事経験は0でしたが、バリスタとして働きたいという内容を入れて、初めて投稿してから2-3日で6件ほど連絡をもらいました。そのうち3件面接とトライアルをして、2件から採用を貰いました。

ステップ③ 面接


 私が受けた面接では、以下のことを聞かれました。

1.あなたについて教えてください
ここでは自分の仕事への向き合い方について話します。私は、「忍耐強くよく働きます。」と答えていました。

2.週の勤務可能な時間といつから出勤できるか
 週の勤務時間といつから出勤できるかについては、自分の予定をあらかじめ確認しておきます。お店のオーナーは土日も勤務できる人を探していることが多いため、なるべく柔軟にシフトに入ることができると採用率が上がります。

3.バリスタ経験の有無
 当時は働いたことがなかったので、正直にバリスタスクールを卒業したばかりで、働いた経験はないと答えました。

4.時給いくらほしい?
 日本ではあまり聞かれることはないので、つい控えめに「最低時給で・・・」と言いそうになりますが、実は私の周りでは、ワーホリであっても最低時給で働いている人はいませんでした。私自身も最初の職場で提示されたのは、24.5NZDと最低時給よりも2NZD近く高い金額でした。(当時の最低時給は22.7NZD)

 当時、語学学校のPre-IntermediateクラスからIntermediateクラスに上がったばかりで、英語はカタコト、面接で話している内容も半分くらいしかわからなかった私ですらこの時給でした。(バリスタの経験も0)

5. このお店にあるエスプレッソマシーンでコーヒーを作って
 ここではスクールで学んだ内容を実践するチャンスです。私は緊張でミルクをこぼしてしまいましたが、「正しい温度、正しいスチームができているかを見るから、問題ないよ。」と言ってくれました。

ステップ④ トライアル


 面接が合格すれば、次はトライアルです。ニュージーランドでは面接をした後に必ずと言って良いほど、トライアルがあります。トライアルでは30分〜1時間程度、実際にお店で従業員として働きます。

 緊張しますが、わからないことは他のスタッフの方が教えてくれるので、積極的に聞くようにしましょう。バリスタと言っても、注文を取ったり、ドリンクや料理を運ぶこともあるので、事前にメニューや接客英語について覚えておくと良いでしょう。

 トライアル中は、自分をアピールする場でもありますが、同時にそのお店の雰囲気を知る機会でもあります。よく観察して、自分に合った雰囲気のお店かどうか見極めましょう。私の場合、オーナーやマネージャーがスタッフに対して高圧的ではないか、関係性などをよく観察していました。

 トライアルが終われば、最終的に採用かどうかの連絡が来ます。その場で言われる場合もあれば、後日連絡が来ることもあります。

まとめ


 ここまでが、私が未経験からバリスタの仕事を獲得した流れです。バリスタとして働く中で、少しずつ英語がわかるようになり、コーヒーを作る技術も上がるので、英語もバリスタスキルも初心者だからと臆することなく、応募していくことがおすすめです。

 もちろん、お店によっては「バリスタとしての経験が1年以上」など、条件を提示している所もあるので、あくまで参考程度に考えていただけると幸いです。