NZワーホリ アパートの申込から入居(2024年版)

 ワーキングホリデーとしてニュージーランドに来てからまずやるのが部屋探し。ワーキングホリデーや留学では、ホームステイやシェアハウスが一般的ですが、私たちは夫婦で来ており、日本で暮らしていたようなマンションタイプを探していました。そんな私たちのアパートの申込から入居までの流れについて紹介していきます。部屋探しから内見までは「NZワーホリ アパート探しから内見(2024年版)」というページにまとめたので、併せて確認してみてください。

【項目】
【STEP1 申込み】

 内見で部屋が気に入った場合は、申込み(審査)に進みます。進め方は不動産会社によって様々ですが、給与明細などの添付を求められるケースが多いです。契約当初はまだニュージーランドで仕事を始めていなかったため、日本で働いていた時の給与明細を(一部、日本語部分の英語訳を一緒に載せて)PDFで提出しました。

 また、給与明細と同様によく求めらるのが、「Reference(保証人)」です。私たちは夫の友人に依頼しました。私たちの身元を保証する人なので、友人や職場の同僚、語学学校の先生でも大丈夫です。

 Referenceの名前や連絡先、契約者との関係性を記入する欄があり、Reference(今回だと夫の友人)に対して実際に不動産会社から確認の連絡がメールで入ります。そのため、Referenceをお願いする場合には必ず、本人の許可を取りましょう。ちなみに、不動産会社からのメールで、私たちの知人が聞かれた内容は以下の通りです。

①「How do you know 〇〇(私の名前)?」(どのようにして〇〇を知ったのですか。)

 ②「How long have you known 〇〇(私の名前)?」(いつから〇〇を知っていますか。)

③「Is there any reason why you don’t think 〇〇(私の名前) would be a suitable option for the property they are applying for?」(〇〇が応募している物件に適さないと思う理由はありますか?)

【STEP2 契約】


 全ての書類の提出や確認が終わり、審査が通れば正式に契約ができます。審査結果はメールで通知されます。STEP1の申込みは、あくまでこちらが住みたいという意思を伝えるプロセスです。他にも一緒に内見したライバルの方が申込みをしていて、条件が合っていればそちらが審査に通る可能性もあります。こちらの申請書類の内容に不備があって審査が通らない場合もあります。そのため、申込みをすれば住めるというわけではありません。審査を通過して始めて契約をする権利を得ることができるのです。

 契約自体は簡単で、契約書にサインをするのと、初期費用を振り込めば基本的には完了です。後々のトラブルにもつながるので、英文を読むのは大変ですが契約書はしっかりと確認しましょう。私たちの場合、契約書はメールで送られてきて、パソコンから名前を入力したり、タブレットを使ってサインを書いたりしました。

 仕事の契約でも思ったのですが、こちらで契約を結ぶ際には日本のように不動産屋に行って紙の契約書にサインをすることはあまりなく、電子署名が一般的です。もちろん、ハンコはいりません。タブレットがない場合もマウスでサインは書けますので、安心してください。

【STEP3 引越し】

 契約が滞りなく完了したら、あとは契約日に鍵を受け取って引越しを始めます。部屋に入って、まず驚いたのは、部屋の清掃がきちんとされていないということです。日本では、入居前に業者によってしっかりとクリーニングされている部屋に入ることができますが、こちらではその辺は結構適当です。換気扇のところに埃が溜まっていたり、床や壁に汚れがついていたりと、前の家主が自分で掃除しただけかと思うようなレベルでした。

 入居時にお風呂場の換気扇のカバーが外れていたり、水道のネジが緩んでいたりしていたので、不動産会社に連絡したところ、3日程度で業者を呼んでくださり、無料で修理をしてくれました。これ日本でも同じですが、入居した際の部屋の設備や内装のチェックはしっかりとしましょう。

【まとめ】

 海外での、アパート契約は日本のものと違う点が多々あります。初めてのことで戸惑うことが多いですが、全体的な手間としては、日本にいた時と同じかもう少し楽なイメージです。前にも書きましたが、アパートを借りるのであれば不動産仲介業者を通すのが安全だと思います。

 オーナーとの個人間での契約もよく見かけますが、後々トラブルになるケースもあります。英語に慣れていないと不当な契約を交わし、その結果入居後に不利な条件(家賃の大幅値上げや退去時期を早められるなど)を突きつけられ、泣き寝入りしなければならない友人も見てきました。

 部屋探しから内見までは「NZワーホリ アパート探しから内見(2024年版)」というページにまとめたので、併せて確認してみてください。